新型コロナ「5類」移行直前の大型連休 多くの観光客で賑わう
新型コロナ対策のマスク着用なども緩和された中で迎えた大型連休。注目の旅行先として、メディアで多く取り上げられたこともあり、軽井沢は大勢の観光客で賑わった。
JR東日本が発表した4月28日〜5月7日の北陸新幹線高崎・軽井沢間の利用客は59・2万人で、前年(47・9万人)比124%、2018年(61・7万人)比96%だった。3、4日を中心に幹線道路や抜け道でも渋滞が発生した。
軽井沢発地市庭は昨年同様5月3〜5日、「食」をテーマにした「軽井沢グランフェスタ」を開催。来場者数は昨年を上回ったが、全体の売り上げはややダウンした。「昨年は国内で近場に出かける旅行客が多く、巣ごもり需要も高かった。昨年が特別良かっただけで、今年も悪くはなかった」と同施設のスタッフ。
旧軽井沢銀座にある観光会館の訪問者数は5月4日、1000人を超えた。3、5日が次に多く600人台。連休最終日の7日は雨も重なり出歩く人はめっきり減ったという。
旧軽井沢で衣類や雑貨などを販売する店舗は、過去一番の売り上げを記録。「来年以降、上回るのはよっぽどがんばらないと。2020年の連休のときはどうなるかと思ったけど、回復してきて良かった」と話した。
5月4日正午前の旧軽井沢銀座。今年(上)と2020年(下)。