「旧加納家住宅主屋」国登録文化財に
国の文化審議会は3月18日、「旧加納家住宅主屋」を国の登録有形文化財にするよう文部科学相に答申した。登録されれば町内の登録件数は17件になる。
建物は千葉県知事などを務めた加納久朗が、建築家の坂倉準三に設計を依頼し建てた木造組み立て住宅。A字型の柱で梁を支え、切妻屋根を架けているのが特徴。内部の居間はロフト状の中2階をもつ。1950年に東京都千代田区に建てたものを、65年に軽井沢へ移築。県教委は「戦後のプレハブ建築黎明期の稀少な遺構」としている。県内では他に、小諸市の「与良町郷蔵」も答申が決まった。
A字型の柱が特徴的な「旧加納家住宅主屋」。