2022年度までに具体化 「CO2排出実質ゼロ」宣言

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 軽井沢町は3月18日、温暖化の要因である二酸化炭素(CO2)の排出削減に取り組み、2050年までに排出実質ゼロを目指す宣言を出した。22年度までに策定を目指す環境基本計画に具体的な施策を打ち出していく。



 宣言では、G20エネルギー・環境関係閣僚会合(19年)が開催された町として、地球温暖化や気候変動という地球規模の課題を地域レベルで考え、環境保全に取り組むことを謳っている。



 町は現在、軽井沢アイスパークや軽井沢中学校などの施設で、地中熱を利用したヒートポンプ設備を導入。また、電気自動車の購入や賃貸借契約、太陽光発電システム設置やペレットストーブ導入に補助金を交付するなど、スマートコミュニティーの実現に向け取り組んでいる。藤巻進町長は「できるだけ数値に表して、目標を達成できたか確認できるよう取り組んでいきたい」と話した。軽井沢環境ネットワークに所属する町商工会、建設業協会などには既に宣言について説明し、賛同を得ているという。

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