追分を愛した作家、近藤富枝さんの文学碑建立

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碑と近藤陽子さん。碑には「追分は追分の景色そのものに堀辰雄の 立原道造の文学が融和して不可分となっている 浅間山を眺め分去れに立ちつがる屋を見る--」と刻印されている。
 2016年7月に93歳で亡くなった作家近藤富枝さんの文学碑が完成し、9月22日に除幕式が追分で行われた。近藤さんは、堀辰雄や芥川龍之介ら軽井沢にゆかりのある文学人が多く訪れていた追分を好み、別荘を建築。長女の陽子さんと長男の龍太郎さんが別荘敷地内で、人の目につきやすい道に面した一画に碑を建てた。碑は高さ1・2m、幅1・5m。佐久市産の石を使用し、富枝さんの著書「信濃追分文学譜」最終章の追分の情景を詠った一節が彫られている。「散歩の途中などに文学碑を見てもらい、追分が文学にゆかりのある土地だと知ってほしい」と陽子さんは語った。

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