新たな助産院、御代田に開業
「広くて明るい部屋は、お産がしづらい」と廣瀬院長。明るさが調整できる照明も設置した。
御代田中央記念病院は8月、自然分娩に対応した助産院「音々」を敷地内に開業した。助産師と医師が協力、連携して妊婦を支えていく方針だ。これまで出産場所がなかった軽井沢町や群馬県長野原町、嬬恋村の妊婦にとっても、新たな選択肢となりそうだ。
スタッフは医師2人、助産師約10人体制。部屋は全8床で、分娩台は使わず、畳の部屋で母親が最も楽な姿勢で赤ちゃんを迎えるスタイルを取り入れる。急きょ手術が必要になった場合に対応するため、オペ室も院内に設けた。助産師が講師を務める、乳房ケア・マッサージ、育児相談や料理教室なども実施し、母親同士の交流の場としての役割も担う。
近年の産科医不足で妊婦が一カ所の病院に集中し、一人ひとりに寄り添ったケアができず、産後鬱になる母親が増えている。「音々」では、妊娠がわかったときから産後まで、特定の助産師、医師が継続してサポートする体制を整えるという。分娩は来年1月から、最初は月5件程度でスタートし、年間150件ほどを受け入れる考えだ。
院長には、上田市立産婦人科病院長などを務めた廣瀬健さんが就任。「出産という家族にとっての幸せな経験をきっかけに鬱になるなど、とんでもないこと。お産できてよかった、また産みたいと思う環境を作っていきたい」と話した。
スタッフは医師2人、助産師約10人体制。部屋は全8床で、分娩台は使わず、畳の部屋で母親が最も楽な姿勢で赤ちゃんを迎えるスタイルを取り入れる。急きょ手術が必要になった場合に対応するため、オペ室も院内に設けた。助産師が講師を務める、乳房ケア・マッサージ、育児相談や料理教室なども実施し、母親同士の交流の場としての役割も担う。
近年の産科医不足で妊婦が一カ所の病院に集中し、一人ひとりに寄り添ったケアができず、産後鬱になる母親が増えている。「音々」では、妊娠がわかったときから産後まで、特定の助産師、医師が継続してサポートする体制を整えるという。分娩は来年1月から、最初は月5件程度でスタートし、年間150件ほどを受け入れる考えだ。
院長には、上田市立産婦人科病院長などを務めた廣瀬健さんが就任。「出産という家族にとっての幸せな経験をきっかけに鬱になるなど、とんでもないこと。お産できてよかった、また産みたいと思う環境を作っていきたい」と話した。